時子は時に語りだす

語りだすと止まりません。

胃がんになった父に、入っていた保険で足りたのか足りなかったのか聞いてみた

65歳の父が胃がんになったって。。

 

ある日母に告げられました。

 

たまたま受けた、市が援助するがん検診か何かで、偶然見たかったらしく、まだステージ1aの初期だったので安心しましたが、

 

知らなかったのですが胃がんって、初期でもなんでもあったら3分の2は切除しちゃうんですね。

 

そして胃が再生するというのは都市伝説で、小さくなった胃は戻らず一生小さくなったままだとか。(多少は機能が戻るそうですが)

 

とても苦しむ人も多いらしく、今月末手術を控えて家族としては心配です。

 

もう一つの心配はお金

そして、私も歳も歳なので、自分で保険について考えることもあり、父は今回のがんでいくらかかり、入ってる保険でいくら戻るのか?気になりました。

 

恥ずかしながら、なのか、みんなそんなもんなのか分かりませんが、親がいくらのどんな保障の保険に入っているかなんて全然知らず、今回聞いて色々分かりました。

 

父が入っていたのはアフラックと全国共済とのこと

父はがんに適用される保険として2種類加入しており、両方掛け金は母と合わせて2000円程度とのことでした。(共済は今回のことがあって母が新たに加入する形になりましたが)

 

アフラックの方は30年ほど前に入った保険らしいです。

入院日額が15000円ですが、がんになったときの一時給付金や手術給付金はなし。がんになったらのち掛け金が免除されるわけでもないそうです。

 

そして共済の方は、日額5000円のプラン。

 

つまり、アフラックと合わせて20000円が入院日額として出るとのこと。

 

それで、手術と入院にかかる費用は?

一方、実際に手術にかかる費用はいくらかというと、これはまだ分かりません。

 

しかし高額療養費制度で月8.5万円程度の自己負担で済むはずです。(手術後の放射線治療などはないと聞いているので)

 

そして、入院は1日約18000円。1週間の入院です。これに食事代は含まれておらず、1日1000円かかります。

それに交通費。隣町なので、入院は最初と最後だけなので、まぁ往復1000円程度でしょう。

 

そして、父は今退職後年金とバイト生活なのですが、バイトは2週間休むとのことですが、果たして2週間で復帰できるのか、、、分かりません。。

 

バイトの給料は時給930円(最低賃金!)で、週4〜5日だったので、大体6万円分くらいのみなし給料が支払われないことになります。

 

胃がんの治療にかかる合計額は、約28万円

というわけで手術8.5万+入院12万6千+食事7千+交通費は通院も合わせて3千+給料6万で、計28万1千円になります。バイトを辞めた場合は、もう少しみなし損金が増えますね。これにはまだ通院の医療費が含まれていません。

 

一方、保険金支払いは、アフラックから入院に対し10万5千円、共済から3万5千円で計14万円です。

 

約半額が出て、14万円の赤字となりますね。。

 

父の場合はそれでもいいけど、自分は、、、?

今回のことで、がん保険を考える良いきっかけとなりました。

 

父の場合、父の主義として、手術代や一時給付金は少なくてもいいから掛け捨ての金額は低い方がよく、その代わり外貨や株の運用で資金形成をするという考えだったらしく、それはそれで一理あります。

 

しかし自分に置き換えてみると、今回は父は50万円もいきませんでしたが一般的にがんにかかる費用100万円〜300万円程度といいます。(これを機に調べました)

 

それが突然やってくると考えると、、ちょっと怖くなりました。

 

例えば父と同じ65歳になったときに、がんなどの病気にかけるお金を常に意識して節約するのは嫌でして、、

 

つまりあらかじめ病気用の資金は別枠で管理しておいて、がんなどになった時に、選択肢が出されて高額な治療の方が良かったとしても、お金の損をあまり考えずそっちを選択出来る状態になりたいというのが私の考えかな、と思うように。

 

この心配を払拭するための保険を探す

私の加入している保険は、アフラックのフォルテという保険で、会社の団体保険パンフレットにあったというのがこの保険に当時決めた理由です。(団体保険ではなく、紹介されていて5%引きくらいだっただけ)

 

終身の60歳払込で、3200円くらい、

一時金が1回限り100万円で、手術代が20万円、入院が日額1万円です。

 

これが、足りるのか足りないのか?

がん保険をはじめとして、○大疾病にかかる医療費や保険の種類に関する知識がまったくなかった私。

 

色々調べてみるとがんにかかる費用はピンキリで、100万〜150万が一番多く、300万円を超えたり場合によっては1000万円を超えることもあるそう。。

 

で、300万円かかったことを想定すると、大体のがん保険が赤字になります(掛け金3000〜6000円程度の場合)

 

かといって、かかるかどうか分からないものに1万円以上払うのは、、と思っていたら、貯蓄型のがん保険があることを知りました。

 

 今(30代前半)から入れば、60になったとき解約すれば300万円+α入って来るし、入っている間はがんを含む三大疾病に対して300万円どーん!と支払われるそう。(細かく手術給付金や、先進医療保障はない)

 

なので、先進医療対策は医療保険でまかなって、がんはこっちにしようかなぁと思ってます。

 

貯蓄型は、生保や個人年金で入ってますが、(賛否両論ありますが)やっぱり一般人は

「よく投資とか分からなくても、お金を金庫的に預かってくれて、いざというときは預けてる以上に出してくれて、ある程度の利率で運用してくれて、さらに国が補助金(保険料控除や受け取り時の税免除)出してくれる」

という貯蓄型保険商品って、向いてる気がしますね。

ふるさと納税の還付申告は5年間OK

ふるさと納税の申告忘れた!!

みなさん、ふるさと納税やってますか?

 

私も平成27年(2015年)、平成28年(2016年)、平成29年(2017年)とやってきました。

 

しかし、申告忘れも多いのがこのふるさと納税

 

私は、2015年分でやってしまいました「ワンストップ特例申請書」の提出忘れ

 

そして、先日無事「還付申告」を税務署でしてきましたので、メモ代わりにその流れを書きます。

 

【結論】

  1. ふるさと納税は、申込みをした年の翌年〜5年間(2017年1月1日~12月31日の1年間にしたふるさと納税は、2018年1月1日~2022年12月31日の5年間還付申告ができる)
  2. 確定申告の時期とは関係なくいつでも年中申告OK(ということは確定申告の時期は避けた方が楽)
  3. 手段は、税務署への訪問(分からないことがある人はおすすめ)、郵送(郵送費がかかる)、eTax(完全に電子一括でやるにはマイナンバーカードと読み取り機械が必要)の3通り

以下、詳しく解説します。

私の場合はワンストップ特例申請書の出し忘れ

2015年のふるさと納税を、ワンストップ特例の適用範囲内である5ヶ所の市区町村にしました。もちろんワンストップ特例の申請も全て行いました。

 

そして次の年に届く納税通知書で計算してみたら、「あれ?なんか足りない?!」となり。

 

よく調べてみると足りない(軽減されてない)のがちょうど20000円

 

慌ててこれまで市区町村から届いた書類を見てみたら、ありましたありました、提出されていない「ワンストップ特例申請書」が。4つはきちんと返送していたのですが、1つだけ忘れていたみたいです。あちゃー。

 

ネットで調べたところ、ふるさと納税=寄付金控除の場合、「還付申告」と言って、5年間は遡れることを知りました。

 

【分かったこと】

  • 還付申告は、申告できなかった過年の所得税控除(と住民税控除)を申告できる
  • 申告は、税務署で行う
  • ふるさと納税は、「寄付金控除」という分類の控除
  • 申告すると、それぞれの年の確定申告済の税金から過不足分を計算して、別途指定した方法で随時支払ってもらうことができる
  • 確定申告と違い、年中いつでもできるため、空いているときを選んで出来る

 

私はこうしました。

  • 平成27年分(2015年)は既に終わっているので、還付申告する
  • 平成28年分(2016年)はその時点ではワンストップ特例申請書を出せたが、どうせ2015年分の還付申告をするなら、マイナンバーカードのコピー代も節約できるし、一緒に申告する
  • この2年分は、一度に税務署でするが、確定申告のピーク時期(2月〜3月15日)は避けて今年(2017年)の5月にやる

 

結果、結構時間がかかったので2016年の分は黙ってワンストップ特例申請書出しとけば良かったか、、と思いましたが、まぁいちいち全部にマイナンバー番号通知書と免許証のコピーを貼り付ける手間とコピー代を考えるとこれで良かったかなぁと思います、、

 

ふるさと納税の還付申告の仕方

ふるさと納税の還付申告の流れはこうです。

  1. (私)必要書類、印鑑を用意する
  2. (私)税務署に行って、還付申告をお願いする(〜1時間ほど)
  3. (税務署)取りすぎていた税金を還付手続き(所要期間1ヶ月ほど)
  4. (税務署)税務署が、区役所や市役所に対して、還付申告の通知をする(所要期間1ヶ月ほど)
  5. (区役所・市役所)市民税、県民税の還付手続き(所要期間1ヶ月ほど)

以上です。

私が動くのは1,2だけです。

全部で3ヶ月ほどかかって還付がされるとのことです。ちなみに、郵送やインターネットによる電子申告「e-Tax」も選ぶことができます。確定申告と一緒ですね。

 

私の場合は税務署で費やした時間は待ち時間入れて40分くらいでした。

係の職員が、PCの前でつきっきりで教えてくれます。(やってみて、確かに確定申告時期に行ったら何時間も待ちそう、、、と思いました)

 

ちなみに、事前に税務署に電話したら「まず区役所に行って、還付申告が可能か確認してください」と言われたので区役所に行ったのですが、区役所では「どういうことですか?」と言われました。たらい回しかよ(-_-;)

 

なぜ区役所に行く必要があったのか分かりませんが、区役所では、今までの納税記録を出してもらえたので、それで本当に申請し忘れているのかどうか確認してから、還付申告が必要かどうか確認してくれという意味だったのかなぁと思います。

 

確実にしなければならないことが分かっているなら、区役所や市役所に行く必要はないでしょう。

 

ふるさと納税の還付申告の必要書類

忘れたら大変です。一度で済んで良かったです。

  • マイナンバーカードor番号通知書(提示と、システムへの番号入力のみ)
  • ふるさと納税をした先の受領証明書(提出します。)
  • 各年度の源泉徴収票(サラリーマンの場合)(原本。提出します。)(個人事業主の場合は多分確定申告書)
  • 印鑑(認め印で可)

以上です。

 

税務署での手続きの流れ

税務署に行ったら、窓口で還付申告お願いしますと言いましょう。

 

本人か、給与所得者(サラリーマン)か、ほかに医療費控除や住宅関連の控除がないかを聞かれますので、その通りに答えて、待ち。

 

自分の番が来たら、職員の方に教えていただきながら、PCの前で情報を入力していきます。

 

2015年バージョンは市区町村名や寄付先が手入力だったのですが、2016年バージョンはプルダウン式で選んで自動入力と、簡素化されていました。

 

最後に印刷をして、必要書類を職員に提出、出て来た確定申告書に捺印をして、控えをもらって完了です。

 

還付申告の時期は4月〜1月の火曜から金曜の間がオススメ

PC入力は、書類を見ながらカチカチカチカチやっていくと結構時間がかかります。

 

周りはお年寄りや外国の方も多い。となると、ピーク時には大変混むでしょう。

 

せっかくいつでもできるんだから、確定申告の時期は避け、土日に来れなかった人が押し寄せる月曜は避け、お昼時、開館と閉館の間際も避けましょうね。

 

まぁ一番はこういうことにならないように、ワンストップ特例申請書をきっちり出すべきかと思います。

 

以上、ふるさと納税は5年間遡って還付申告出来る」についてでした☆